【プラグイン7選】WordPressで多言語化する5つの方法!

【プラグイン7選】WordPressで多言語化する5つの方法!

現在、WEBサイトのグローバル化が進んでおり、海外の方が日本のWEBサイトにアクセスする機会が増加しています。

WEBサイトを簡単に多言語化するには、多言語化プラグインの活用がおすすめです。

この記事では、専門の知識がなくてもWordPressを多言語化できる方法を説明します。
グローバルに展開できるサイト作りをしたい方は必見です。

WEBサイト多言語化の必要性

WEBサイト多言語化の必要性

WEBサイトを見たときに、「日本語のページがないから使い勝手が悪い」と感じたことはありませんか。
普段日本語を話さない海外のお客様から見れば、日本語だけのWEBサイトは見慣れない言語ばかりですぐにサイトから離脱してしまいます。

海外のお客様が求めていた商品があるのにも関わらず、その商品に辿り着くまでに離脱することは、本来あるはずのビジネスチャンスを逃しているといえます。

翻訳されたWEBサイトがあれば、求めていた商品の詳しい説明が親しみのある言語で読むことができ、安心して商品を買うことができます。
日本語だけの他のサイトと差別化でき集客アップできる可能性が広がります。

また、翻訳ページがあることで信頼を得やすかったり、認知されやすくするメリットもあります。

新型コロナウイルスの影響もあり、今は足を運ぶことができない海外のお店のECサイトから商品を購入するユーザーの増加も見込まれています。
世界中のユーザーをターゲットとする越境ECのビジネス需要は増加の一途をたどっており、今後は世界中でスタンダードになると考えられます。

WordPressで多言語化する5つの方法

WordPressで多言語化する5つの方法

WordPressで多言語化する方法は次に説明する5つが挙げられます。
自分に合った方法を見つけてみましょう。

サーバーを分ける

それぞれの国のサーバーにWEBサイトを作る方法です。

例えば、アメリカに住む人向けにはアメリカ国内のサーバー、中国に住む人向けには中国国内のサーバーにアクセスしてもらうことでアクセス速度の遅延が小さく抑えられます。
言語ごとにWEBサイトの構築が必要になるため、運営費用は高くなります。

マルチサイト

同一サーバー内に複数のサイトを作成する方法です。

サブドメインを設定する場合とサブディレクトリを設定する場合があります。

サブドメインとサブディレクトリの違いについては簡単に説明すると、以下の通りです。

  • サブドメイン:1つのドメインを複数に区分けして使う方法
  • サブディレクトリ:1つの大きなドメインの中に小さなドメインを複数作る方法

サイトを独立させて使うならサブドメイン、元サイトのSEOの評価を継続して引き継ぐのならサブディレクトリと正しい使い分けが必要です。

マルチサイトで多言語化する場合、同一サーバー内に複数WEBサイトを持つことができるため運営費用は安く済みます。
しかし、言語が増えるとその分ページの数が増えるため、サイト管理に負荷がかかることがデメリットといえます。

多言語対応テーマの使用

WordPressのデフォルトの中には、世界中で使われることを前提としているテーマがあります。

2021年4月現在3555種類ものテーマが多言語化対応となっております。
テーマによって機能に差がありますが、マルチサイトの作成やプラグイン不要で多言語対応できるものもあり、プログラミングの知識なく導入することができます。

しかし、よく使われるテーマだと見た目が同じで他のWEBサイトとの差異化が図りづらいなどの問題もあります。

プラグインの使用

多言語プラグインには、HTMLやPHPなどの知識がなくても使えるものが多く、初心者でも簡単にWEBサイトを多言語化できます。

有料版を使う場合には少しコストがかかりますが、手軽に使えるものが多く魅力的です。

翻訳会社へ依頼

翻訳精度を重視するなら、翻訳の質が保証されている翻訳会社への依頼がおすすめです。

コストはかかりますが、現地の人にこちらの意図がしっかり伝わる翻訳とデザインを手に入れられます。

翻訳会社によってはWEBサイトの設計から運用まで任せることもできるため、手間をかけずに集客に有効なWEBサイトを作成できるでしょう。

おすすめのプラグイン7選

おすすめのプラグイン7選

多言語プラグインには大きく分けて4種類あります

  • 1言語1投稿型

1言語につき1記事を作成する方法です。

例えば日英中の3言語のサイトを作る場合には3記事が必要となります。

言語毎に使用する写真や表現が変更できます。

  • 全言語1投稿型

1記事にそれぞれの言語での入力ができる方法です。
編集や設定のしやすさが大きな魅力ですが、言語やコンテンツが増えると動作が遅くなることがあります。

  • マルチサイト型

WordPressに言語ごとのサイトを制作して紐づけする方法です。

サイトの管理が煩雑になることが難点です。

  • 自動翻訳利用型

Google自動翻訳などを使って文章を自動的に翻訳する方法です。

日本語の文章を書くだけで手間はかかりませんが、翻訳精度が低くなることが欠点です。

以上を踏まえたうえで、おすすめのプラグインを7つ紹介します。

それぞれメリットとデメリットがあるため、自社に最適なものを探してください。

WPML

 

WordPressの多言語プラグインで最も歴史が古く、ユーザー数も多いことが特徴です。

有料ではありますが、年間$29という低価格でクオリティの高い多言語サイトを作成することができます。
設定が簡単でサポート体制も充実している点が魅力です。

また、WordPressの他のプラグインとの相互性が高く、他のプラグインと連携させたい人におすすめです。

こちらは全言語1投稿型のプラグインとなり、自分が作成した多言語のページと紐づける形になります。

したがって、多言語化にベストなプラグインを使いたいなら、有料でもWPMLがおすすめです。

【参考】WPMLサポートドキュメント

Bogo

無料で利用できる軽量でシンプルな多言語プラグインです。

1言語1投稿型となっており、日本語と英語のサイトに対応します。

本格的な多言語化には少し機能が不足していますが、実現したい内容によってはおすすめです。

Polylang

無料で利用できる多言語プラグインです。

1言語1投稿型で、日本語を投稿してから多言語のページを作成する方式です。

Bogoよりも多くの言語を必要とする際におすすめです。

ちなみに「Lingotek Translationプラグイン」を追加すると自動翻訳機能が追加できます。

Multilingual Press

無料版、有料版が存在します。

有料版は$199~利用できます。

なんと170もの言語に対応しているので、マイナーな言語に対応する必要がある場合にはおすすめです。

マルチサイト型なので、サイトを各言語分準備する必要があります。

Multisite Language Switcher

無料で使えるマルチサイト型のプラグインです。

シンプルな設計で、それぞれのサイトをそれぞれの言語に紐づけるという機能にフォーカスされており、多機能なプラグインではありません。

Translate WordPress with GTranslate

Google自動翻訳に対応しているプラグインです。

試しにWEBサイトを多言語化したいと考えている人におすすめです。

日本語コンテンツ上にGoogleの翻訳ツールを表示させることができ、ユーザー側が自分で言語を選択できます。

Translator

「Translate WordPress with GTranslate」と同様に、Googleの自動翻訳に対応しているプラグインです。

対応言語は35か国語ほどですが、ボタン一つで多言語化することができる便利なプラグインです。

最終更新日から時間が経っているため、サポート体制には少し疑問が残ります。

まとめ

今回はWordPressの多言語化するためにおすすめのプラグインを紹介しました。

予算や、対応したい条件に合わせてベストなプラグインを導入してみてください。

ただし、精度の高い翻訳が必要な場合には翻訳会社への依頼がおすすめです。

自社のWEBサイトの商品や会社の概要を正しく伝える必要がある場合には翻訳会社への依頼を検討してみてください。

WEBサイトの多言語化を依頼するなら、多⾔語翻訳と制作で20年以上の実績があるアイ・ディー・エー株式会社がおすすめです。

翻訳言語のネイティブによる翻訳は、80以上の言語と幅広い専門分野に対応しており、翻訳サービスの品質とプロセス管理の国際規格ISO 17100認証を取得しています。
また、翻訳からウェブサイト/印刷物の制作までを⾃社内で⾏うワンストップ体制なため、短納期と低コストを実現しています。

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