お通しは英語で何?外国人とのトラブルに対処する接客英語

お通し/突き出し/先付けは、会計時にトラブルになりやすい

居酒屋をはじめ、日本の飲食店ではオーダー品とは別に
お通し/突き出し/先付けが提供され、前菜というイメージもありますが、
テーブルチャージとしての側面もあり、
その料金のなかにお料理代が含まれている場合もあります。
日本人には当たり前のこのシステムは、外国人にはわかりにくく、
お会計時にトラブルになることも。

英語メニューなどを用意している場合には
お通し/突き出し/先付けを説明する文章を追記するなど
事前に準備しておくと安心です。

さて、そんな時、どんなふうに説明すればいいのでしょうか?
お通し/突き出し/先付けを説明する英語や
トラブルに対処する接客英語のフレーズを覚えて
外国人のお客様の対応にお役立てください。

お通し/突き出し/先付けのトラブルを回避する接客英語

(お店)当店ではお飲み物と一緒に、お通し/突き出し/先付けの料理をお持ちしています。
At this restaurant, we bring appetizers with your drinks.

(外国人)それは無料ですか?
Is that free?

(お店)有料です。
There is a charge for this.

(外国人)有料ならいりません。
 
If it costs extra, no, thank you.

(お店)当店では、テーブルチャージをいただいています。そのなかに料理の料金が含まれております。
This restaurant has a table charge. The cost of your meal is included in that.

(外国人)料理の種類は選べますか?
Can I choose the type of dish?

(お店)申し訳ございません。お選びいただけません。
Unfortunately, I’m afraid that’s not possible.

(お店)お通し/突き出し/先付けがいらない場合でも、テーブルチャージをいただいております。
A table charge applies, even if you don’t want the appetizer.

(外国人)テーブルチャージはいくらですか?
How much is the table charge?

(お店)当店のテーブルチャージは500円です。
The table charge is five hundred yen.

(外国人)料理はいらないので、テーブルチャージだけ支払います。
I’m not hungry so I’ll just pay the table charge.

(お店)かしこまりました。
I understand.

お通し/突き出し/先付け以外にも気を付けたいトラブルは?

一人一品はオーダーしてほしい

飲食店にとって困るのは、グループでやってきたお客様が
料理や飲み物を1品だけオーダーして、みんなでシェアして
食べたり飲んだりすること。

ご注文を受ける前に次の一言を添えてみましょう。
ドリンクをすすめてみるフレーズも有効です。

 ●お一人様一品ご注文ください。
Everyone must order at least one dish.

ドリンクはお一人様ワンオーダー制です。
Each customer must order a drink.

お飲み物は何になさいますか?
Would you like something to drink?

思っていた料理と違うものだったと言われたら?

英語のメニューがなくても、料理の写真を載せているから大丈夫。
そう思っていませんか?

実は、飲食店での外国人トラブルのなかで
オーダーしたものがイメージと違っていた、
こんなものだと思わなかった、といわれることが少なくありません。

(外国人)すみません、これはオーダーしていません。
Sorry, this is not what I ordered

(お店)申し訳ございません。お取り替えさせていただきます。どの料理(メニュー)でしたでしょうか?
I’m terribly sorry! We will change it. Which dish did you order?

(外国人)すみません、思っていたものと違いました。キャンセルできますか?
Sorry, it’s different from what I thought. Can I cancel it?

(お店)申し訳ございません。キャンセルはお受けできません。
Unfortunately, I’m afraid that’s not possible.

日本の料理に慣れていない外国人にとっては
初めて目にする食材だったり、食べ方がわからなかったり、
写真だけでは伝えきれない場合も多々あります

これはどんな食べ物ですか?と聞かれると
とっさに英語が浮かんでこなくて、説明するのに一苦労。
そんな場面に遭遇することもあるのではないでしょうか。

会話のやりとりで伝えるのは大変ですが、
メニューの写真に、料理の英語翻訳を付けておくと
外国人にもわかりやすく、お店にとっても時間短縮でき、
接客がスムーズになります。

外国人向けの接客に役立つ英語のフレーズ集もぜひご活用くださいね。

居酒屋って英語で何て言う?日本の飲食店の接客英語を学ぼう

英語が苦手な人でも大丈夫!飲食店での接客英語のフレーズ集

飲食店に外国人が来店。こんな時どうする?接客英語フレーズ

最後に

当媒体World Menuでは、紹介記事の他にも4000語以上の翻訳のメニューや接客フレーズなどを制作してきました。

これらの制作を通じて、外国人観光客の方に選ばれるお店は「英語で的確なメニューが置いてある。」という傾向を発見しました。

そこで「World menu」ではあなたのお店の人気 10品のメニューを無料で「的確な」英語メニューを制作するキャンペーンをおこなっております。

「外国人の対応で困った」「世界中のいろんな人たちに料理を提供したい」とお考えのサービス業・飲食店の方は、ぜひ、チェックしてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

翻訳監修

セス ジャレット:Seth Jarrett

カナダ出身。翻訳会社のアイ・ディー・エー株式会社に13年以上在籍。翻訳者のクオリティーチェックから英語のリライトまで幅広く対応。自らパンやスイーツをつくる料理人でもある。