AI翻訳とは?精度などの特徴や注意点!おすすめの翻訳方法も

AI翻訳とは?精度などの特徴や注意点!おすすめの翻訳方法も

機械翻訳の精度は近年飛躍的に向上しています。

その背景にはAIの存在があり、実際にAI翻訳の導入を検討している人もいるのではないでしょうか。

AI翻訳とは何か、実際の精度はどうなのか、また利用する際の注意点を紹介します。

AI翻訳とは?

AI翻訳とは?

近年、人間の脳神経細胞に似た人工ニューロンを利用し、AI学習を行うニューラルネットワーク型自動翻訳が出現しました。

これをAI翻訳と呼んでおり、AI翻訳の台頭により、より複雑な自動翻訳が可能となりました。

近年のAI翻訳の特徴

近年のAI翻訳の特徴

AI翻訳の精度は今までの自動翻訳と比べて格段に向上しています。

昨今のAI翻訳の特徴をより詳しく見てみましょう。

翻訳文章の精度が向上

従来の自動翻訳では文章の意味が不自然になり、意味が通じない文章になることが多かったですが、近年のAI翻訳では文章の前後の内容をくみ取って、日常生活で使われる文章に近い翻訳ができるほどに翻訳の制度が向上しています。

しかし、後ほども述べますが、使い方を間違えば精度は落ちるため、注意が必要です。

詳しくは、機械翻訳の種類と翻訳精度について解説している記事をご参考ください。

学習機能

今までの自動翻訳では、人間が逐次的に情報をインプットする方法で翻訳のデータベースが作成されていました。

一方、AI翻訳には学習機能が搭載されています。

データベースに蓄積される翻訳をもとに人工知能が学習することにより、人間の翻訳に近い自然な訳文が実現されています。

AI翻訳利用時の注意点

AI翻訳利用時の注意点

AI翻訳を利用する場合、下記の3点に注意してサービスを選びましょう。

  • 情報漏えい
  • AIのチューニングが必要
  • 使い方を間違えると翻訳精度が落ちる

情報漏えい

AI翻訳はクラウド型が一般的となっており、一度データをクラウドに預ける必要があります。
企業のデータなどを翻訳する場合には社外秘情報や機密情報などを含む場合もあり注意が必要です。

AI翻訳サービスには個人向けと法人向けがあります。

個人向けの方が価格が安いというメリットはあるものの、翻訳エンジンの精度向上のための翻訳データの二次利用を制限出来ない、機密情報をアップロードした場合に削除の申請ができないなど、機密情報管理の面で企業のコンプライアンスに適合しない点がデメリットとして挙げられます。

法人向けはセキュリティ面を担保されているもこともあり、また個人向けよりも専門的分野での翻訳に対応できるものも多いため、企業の情報などを含む場合には法人向けを利用するほうが安心でしょう。

AIのチューニングが必要

AIのチューニングとは、いわばカスタマイズのことです。

専門性の高い社内文書や、会議資料などの翻訳に利用する場合、より専門的な社内用語や業界用語の翻訳にも対応できるように辞書を調整したり、言い回しを変えることによってより使いやすくすることができます。

またこのチューニング作業に手間がかかるとも言われています。

逐一チューニングを行いAIに正しい情報を学習させることでAI翻訳の機能が最適化されていくため、チューニングはこまめに行う必要があります。

しかし、チューニング作業に手間がかかると長期的に利用者側の負担が増えるため、導入の段階で求める精度と必要な運用作業に問題がないかを事前に調べておく必要があります。

使い方を間違えると翻訳精度が落ちる

例えば、社内のさまざまな文書を見やすくするために「改行」がつかわれることが多いでしょうが、自動翻訳は改行を苦手としています。

メールのやり取りなどでは、相手が読みやすいように文章の終わりではないところに改行を入れることがありますが、自動翻訳は改行までの文章を1つのまとまりとみなし、意味の通らない文章ができあがってしまいます。

そのため、文書を翻訳する場合には、翻訳の前作業として文章に改行がある場合には取り除く作業が必要となります。

また、主語が不明確な文章、複数の要素をつないだ長文、文法的に正しくない文章の翻訳では精度が低くなります。

翻訳は翻訳会社に依頼すべき

翻訳は翻訳会社に依頼すべき

AI翻訳の精度はかなり向上し、専門的な翻訳も任せられるほどになってきました。

しかしこれは文法的に正しい文章の翻訳の場合であり、その場合でも、完全にAIのみで対外的に問題の無い訳文を生成することは、まだ難しいのが現状です。

「AI翻訳の精度が90%」と言われた場合、それは文法的に正しい文を翻訳した場合であって、どんな文章でも精度が90%という意味ではありません。また残りの10%が、文章としては致命的な間違いになる可能性もあります。

運用していくうえでチューニングがうまくできずに、「費用をかけたのに使いこなせなかった」という問題も、翻訳会社に依頼することでチューニングまで一貫したサービスを受けられます。

また、情報漏えいに関してもプロの翻訳会社には万全の対策がなされているので安心して任せられます。

AI翻訳の精度は飛躍的に向上していますが、会社で使うような文書の翻訳をすべて行うにはまだまだ課題があるといえます。

翻訳会社には翻訳のプロのスタッフが在籍しているため、AI翻訳のみでは不安のある重要な翻訳は、翻訳会社に依頼すべきでしょう。その際に、AI翻訳を使用したい旨を伝えておきましょう。AI翻訳と翻訳者による翻訳、またその組み合わせを提案してくれる翻訳会社であれば安心です。

特にWebサイトの他言語化を検討されている方は、Webサイト多言語化の課題と解決方法、翻訳会社の選び方を解説している記事をご覧ください。

まとめ

今回は、AI翻訳が現状と、利用する場合の注意点について説明しました。

AI翻訳の利用のみで解決する場面と長期的に見て翻訳会社に依頼する方がいい場面があるため、AI翻訳の導入を検討する場合にはAI翻訳を利用時の注意点を読んで自社に合った方法を見つけてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

翻訳監修

セス ジャレット:Seth Jarrett

カナダ出身。翻訳会社のアイ・ディー・エー株式会社に13年以上在籍。翻訳者のクオリティーチェックから英語のリライトまで幅広く対応。自らパンやスイーツをつくる料理人でもある。