【インバウンド対策】調味料を外国人に英語で説明するには?日本の調味料は世界から注目されている?

インバウンド需要が増加する日本では、多くの外国人観光客が、各地で観光や食事、買い物などを通し、日本滞在を満喫しています。

特に、飲食業界は、インバウンド需要において高い割合をしめており「日本の調味料」は、外国人観光客にとって食体験のひとつです。

この記事では、日本の調味料について、英語フレーズやインバウンド対策などを紹介します。

日本の調味料は世界から注目されている?!

 

日本の和食は海外からも人気があるため、さまざまな日本食料理店が世界各地に進出しており、調味料も多く輸出されています。

外国人から人気のある調味料とは

農林水産省のデータによると、輸出されている主な調味料は「ソース混合調味料」「醤油」「味噌」などであり、和食の基本となる調味料が輸出されているようです。

海外の日本食料理店の多くが「寿司屋」や「ラーメン屋」などであるため「醤油」や「味噌」などの調味料が多く輸出されていることも、納得できます。

また、そのほか(日本の)「マヨネーズ」も外国人から人気があり、海外にもマヨネーズはありますが、日本の主なマヨネーズと違い砂糖が使用されているなど、原材料の違いから「日本のマヨネーズは美味しい」との声もあるようです。

【参考】2020年農林水産物・食品の輸出実績(品目別)

調味料を英語で説明する必要性

外国人観光客が訪れる日本料理店では、料理によってさまざまな調味料が使用されています。

そのため、外国人観光客にとって馴染みのない調味料も多くあるでしょう。

外国人観光客の混乱を解消

日本の飲食店では、料理自体に調味料が使われていることはもちろんですが、回転寿司店やラーメン店などでは、卓上に調味料が並べられ「セルフ方式」で調味料を使用する場合もあります。

また、回転寿司の例が分かりやすいですが、同じ醤油でもたくさん種類がある場合もあり、そのような調味料を初めて目にする外国人観光客は混乱を招くかもしれません。

そのため、各調味料について、英語で説明できる体制を整えておくと外国人観光客の疑問や混乱を解消できます。

日本食をより楽しんでもらえる

調味料には、味を整える機能のほか「味の変化を楽しむ」機能・効果もあります。

そのため、調味料を使用することにより、日本の「食体験」を体験し、より日本食を楽しんでもらうことにつながるでしょう。

アレルギーなどのトラブル回避

調味料および原材料によっては、アレルギーなどにより食べられない人もいます。

そのためトラブル回避の面においても「調味料が何からできているか」「何を主成分としているのか」正確に伝える必要があるでしょう。

調味料を英語で説明しよう

日本の主な調味料について、英語で説明してみましょう。

日本の主な調味料

  • 日本料理の基本となる調味料は「さしすせそ」と呼ばれ、「砂糖」「塩」「酢」「醤油」「味噌」の5つです。

Japanese cuisine is founded on five basic ingredients: sugar, salt, vinegar, soy sauce, and miso.

  • 日本のマヨネーズの主な原材料は、卵黄、植物油、酢です。

The main ingredients of Japanese mayonnaise are egg yolk, vegetable oil, and vinegar.

  • 味噌は、主原料である大豆を、食塩などを加え、発酵・熟成させたものです。

Miso is made by fermenting and aging soybeans—the main ingredient—using salt and other ingredients.

調味料の具体的な使い方を説明

  • 醤油を寿司につける際は、ネタの部分(魚など)に少量の醤油をつけます。

When using soy sauce with sushi, add a small amount of soy sauce onto the neta (fish or other non-rice part).

  • とんかつや串カツなどの揚げ物には、ソースや塩をつけて食べることが一般的です。

Fried foods such as tonkatsu (deep-fried pork cutlet) and kushikatsu (deep-fried skewers) are usually eaten with sauce or salt.

  • 「醤油」「味噌」「塩」は、基本的なラーメンスープの種類としても使用されています。

Soy sauce, miso, and salt are also used as basic types of ramen broth.

飲食店におけるインバウンド対策

外国人観光客が多く訪れる飲食店では、さまざまなインバウンド対策が必要です。

多言語対応

「調味料の説明」をはじめ、インバウンド対策において多言語対応は必要不可欠です。

英会話を通じ、臨機応変に対応できるスタッフの配置は理想的ですが、現実的ではない場合もあるでしょう。

そのため、調味料の説明のほか、メニュー表やアレルギー表を、翻訳したものを用意しておくことが効率的です。

各種調味料の説明やメニューなどについて翻訳した表示を、外国人観光客にわかるように設置しておくことで、双方の手間も省けます。

そのほか、予約・注文方法や注意事項なども多言語化対応しておくと良いでしょう。

メニューの考案

多くの飲食店がさまざまなインバウンド対策を講じていますが、メニューの考案もそのひとつです。

ヴィーガン志向の方が多い欧米外国人観光客に向けた「ヴィーガンメニュー」の考案や、外国人観光客のウケが良さそうな「特別メニュー」を考案する飲食店も多くあります。

また、その際も「特別メニュー(Special Menu)」として、多言語化されたメニューを用意しておくことで、外国人観光客の注文意欲をそそり、マーケティング効果も期待されます。

広報活動

多言語対応やメニューの考案など、さまざまなインバウンド対策を講じていても「認知」されなければ意味がありません。

広報の仕方にはさまざまな手段がありますが、近年、「SNS」は旅情報を収集する、ひとつの手段です。

また、写真や動画を活用するSNSと飲食店の愛称は良く、SNSを活用する際も、英文を入れるなど多言語化することで、より多くの外国人に届きやすくなります。

飲食店のインバウンド対策には翻訳会社を活用しよう

飲食店のインバウンド対策において、多言語対応は必要不可欠であり、さまざまな場面で翻訳が必要となるでしょう。

特に飲食店の場合、アレルギーなどのトラブルを引き起こすリスクもあるため、メニューおよびアレルギー・食品表示について「どんな食材を使っているのか」正確に情報を伝えられるよう、準備しておくことが大切です。

来店してくれた外国人観光客が、安心して日本での食事を楽しめるよう、インバウンド対策における翻訳は、ネイティブによるプロの翻訳会社を活用しましょう。

まとめ

インバウンド需要は今後も、さらに増加傾向であるとみられており、その中でも飲食業界は、インバウンド需要において大きな割合を占めています。

適切なインバウンド対策・対応を行い、飲食店×インバウンドを成功させましょう。