文房具はインバウンドでも人気?日本の文房具がすごい理由

日本の文房具は、優れた実用性はもちろん、デザイン性や発想力に富んだものが多く、海外からも注目を集めています。

この記事では、日本の文房具の特徴とインバウンドについて紹介します。

日本の文房具事情

日本の文房具メーカーの中には海外展開をしているメーカーもあるほど、日本の文房具は世界レベルで認められています。

また、日本国内では「文具博」や「文具祭り」などの、文房具のイベントが開催されるほど、文房具業界は盛んです。

日本の文房具の特徴

日本の文房具には主に以下のような特徴があります。

高品質でデザイン性に長けている

ものづくり大国である日本の品質の良さは文房具にも表れており、豊富なデザイン性に富んでいることも特徴のひとつです。

また、日本は世界的に人気なアニメやキャラクターを数多く輩出しており、そのようなキャラクターとコラボした文房具も多いため、外国人(観光客)からも人気を集めています。

充実した機能性

機能的な文房具の代表格ともいえる、消えるボールペン「フリクション」(パイロット)を始め、日本の文房具メーカーは数々の画期的な文房具を開発しています。

特殊な芯を使用した「削らずに使い続けられる次世代の鉛筆」(サンスター文具)や、タブレットやスマートフォンなどのタッチパネルで使用するスタイラスペンを搭載したボールペン「テックスリープラス 複合ペン」(クロス)、スマホスタンドとしても使えるペン「ラポルタ スマタテペン」(セキセイ)など、ペンだけでもさまざまな機能ペンが充実しています。

また、近年では、センサーとマイクロチップを搭載し、猫背になるとペン先が戻る、姿勢改善に特化したペン「RISU[AI]ペン」(RISUJAPAN)など、文房具の常識を覆すような商品が次々と生み出されています。

日本の「筆文化」と文房具の関連

近年では、文化省の方針も変わりつつありますが、日本では従来、文字(漢字)を習う際「とめ・はね・はらい」を重んじる「筆文化」に厳しく教育されていました。

そのような背景もあるためか「きれいな文字」が書けることや、筆先に重点を置いた筆記具が多いことが特徴的です。

日本と海外の違いでは、海外(欧米)は日本のような「筆文化」はなく、欧米の学生は「鉛筆ではなくボールペン」を使用するという点などがあり、海外の文房具は比較的シンプルなものが多いです。

文房具はインバウンドにおいても需要が高い

日本の文房具は外国人(観光客)からも人気があるため、インバウンドにおいても高い需要が期待できます。

日本の文房具に対する外国人(観光客)の反応

日本の文房具に対し、外国人(観光客)は以下のような反応を示しています。

【日本の文房具に対する外国人(観光客)の反応】

  • 品質が良く手頃なものが多い
  • 耐久性に優れている
  • 見た目がかわいいものが多い
  • 実用性に優れているためお土産にも良い

外国人(観光客)に人気のある文房具とは

外国人(観光客)に人気のある文房具の一部を紹介します。

外国人(観光客)が購入する日本の文房具

外国人(観光客)には、以下のような日本の文房具が人気です。

  • 鉛筆を削ると花が咲く「花色鉛筆」

日本を感じられる「和文具」も人気があり、中でも「花色鉛筆」(TRINUS)はお土産に人気です。鉛筆の断面が日本の伝統的な花の形になっており、鉛筆を「削る」際に花びらのような削りかすが生まれるという点が非常に斬新で、鉛筆の特徴をフルに活かしたアイデア商品です。

  • 日本伝統が感じられる「千代切紙」

ペンやノートといった文房具とは少し異なりますが、日本伝統を感じられる和柄文様が施された「千代切紙」(バックストリートファクトリー)も人気があり、SNSで話題を呼び、一時は入手困難となるほど人気の商品です。

  • 豊富な色が揃ったフリクションカラーズ

文房具業界に革命を起こしたともいえる消えるボールペン、フリクション(パイロット)のカラーシリーズも人気があります。

蛍光タイプやゲルインキタイプなど、インクの種類も豊富にあるため、さまざまな用途に合わせて購入されています。

  • 2つの「消す」を搭載した修正テープモノ2way

「修正テープモノ2way」(トンボ鉛筆)は、消しゴムと修正テープの2つの修正ツールを搭載した文房具です。

鉛筆とペンを両方使用する人や、文房具の持ち運びをスマートに行いたい人に人気があります。

  • さまざまなタイプの付箋

海外の付箋といえば「Post it」が有名ですが、近年の日本ではさまざまなタイプの付箋が発売されています。

人気キャラクターのイラストや、日本のモチーフが描かれた付箋など、豊富なデザインの付箋のほか、「かさばらない」筒形の付箋や、「オブジェとしてもかわいい」立体型の付箋など、さまざまなタイプの付箋があります。

このような付箋も海外ではあまり見かけられないため、日本のお土産として人気があります。

文房具×インバウンドを成功させるためには

日本の文房具は海外からも高い評価を得ており、外国人観光客からも人気が高いため、インバウンドにおいても高い需要が期待できます。

「文房具×インバウンド」で成功させるために必要なインバウンド対策について紹介します。

多言語化する

世界のより多くに人に商品の魅力を伝えるために「多言語化」は必須です。

自社サイトの商品ページや、店舗であれば、商品説明・ポップなど、多言語対応しましょう。

外国人(観光客)に人気のある文房具をリサーチする

インバウンドで成功するためには「どのような商品が外国人(観光客)に人気があるのか」リサーチすることも大切です。

「和柄のものが人気」「機能性が高いものが人気」など、力を入れる商品(文房具)を絞るために需要を把握しましょう。

SNSで発信する

先述した商品にもあったように、近年、SNSを通して商品の知名度があがり、人気が出ることも稀ではありません。

SNSを積極的に活用し、商品の魅力を多言語で全世界に発信しましょう。

翻訳は翻訳会社へ依頼しよう

「文房具×インバウンド」対策では、多言語対応(翻訳)を中心とした取り組みが重要です。

魅力的な文房具の良さを世界のより多くの人に伝えるためには、正確な翻訳が必要であるため、ネイティブによるプロの翻訳会社を活用しましょう。

まとめ

今後もインバウンド需要は増加傾向であるとみられ、文房具を購入する外国人観光客もますます増えることが予想されます。

適切なインバウンド対策を行い「文房具×インバウンド」を成功させましょう。