動画翻訳サービスの種類と選び方!おすすめの翻訳会社も紹介

動画を多(他)言語に翻訳したいとき、どの動画翻訳サービスを使うべきか迷ってしまいますよね。
動画翻訳サービスには、YouTubeの翻訳機能や動画翻訳アプリ・ソフト、はたまた翻訳会社に依頼する方法があります。
そこで今回は、動画翻訳サービスの導入を検討している方に向けて、各サービスの特徴と選び方を解説します。

動画翻訳とは?

動画翻訳とは、YouTubeや企業PR動画、製品・サービスの紹介動画などさまざまな映像作品を多(他)言語に翻訳することを指します。
動画翻訳には大きく分けて、『字幕翻訳』と『音声(ナレーション)翻訳』の2つがあります。

字幕翻訳

字幕翻訳では、翻訳した文章が登場人物の台詞として画面に表示される翻訳方法です。
字幕翻訳を付けるメリットには、次の4つがあります。

  • 耳の不自由な方など聴覚障害を抱えるユーザーや、お年寄りがわかりやすい(見やすい)動画になる
  • スマホなどのモバイル端末でのミュート再生に対応し、再生回数の増加が見込める
  • 多言語に翻訳することで、国境を超えた動画配信が可能になる
  • SEO対策となり、検索上位に表示されやすくなる

このように動画に字幕を付けることで、さまざまな人にとって動画へのアクセス性が向上するとわかります。

特に注目したいのが、4つ目に上げたSEOの向上。
通常、検索エンジンは動画のタイトルや説明文、タグ付けの内容から検索順位を判断します。

さらに字幕によるテキスト情報を入力することで、検索エンジンが動画の内容を理解しやすくなり、検索結果の上位に表示されやすくなることがわかっています。

ただし字幕翻訳を行う際には、日本語を多言語に直訳すると、どうしても文章が長くなってしまうことには注意が必要です。
動画を視聴しながら同時に字幕を目で追う字幕翻訳では、文章が長くなりすぎないようにする必要があります。
オリジナルの動画の会話のテンポに合わせて、ときには意訳をしながら文章を簡潔にまとめましょう。

音声(ナレーション)翻訳

音声(ナレーション)翻訳では、登場人物の台詞に別の言語のナレーションをかぶせるための原稿を作成します。
映画では、『吹き替え版』とも呼ばれます。
音声翻訳では映像に音声をつけたときに、視聴者に違和感を与えないことが大切です。
登場人物の口の動きや、身振り手振りと違和感がないかに気を配り、台詞の長さを調整する必要があります。

動画翻訳サービスの種類

動画翻訳サービスには、以下の3つがあります。

  • YouTubeの翻訳機能
  • 動画翻訳アプリ/ソフト
  • 翻訳会社

検討の際の参考となるよう、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

YouTubeの翻訳機能

YouTube翻訳には、無料で利用できる『自動翻訳機能』が備わっています。
字幕翻訳は、YouTubeの動画作成ツールのYouTube Studioで行います。
自動翻訳機能を使って文字起こしを行い、翻訳したい言語を設定するだけで、簡単に多言語字幕が完成します。
ただし、YouTubeでは字幕翻訳のみで、音声翻訳はできません。
また文字起こしの段階で誤った訳し方になることも多く、全体として翻訳の精度は低いというデメリットがあります。
企業PRや商品・サービスの紹介動画といった、商業利用のための動画には不向きだといえます。

動画翻訳アプリ・ソフト

動画翻訳アプリ・ソフトの魅力は、外部に翻訳を発注する場合と比べ、伝達・確認などの作業時間が短縮できることと、費用の安さです。

初期費用と年間利用料が発生する料金体系をとっているアプリ・ソフトが多く、動画翻訳を利用する機会が多い方ほどお得につかえます。
アプリ・ソフトによって搭載された機能はさまざまで、音声を自動認識して文字起こししてくれるものや、文章を入力するだけで字幕・音声翻訳を一括して行えるものもあります。

一部には無料で使用できるものや、有料版アプリ・サービスがリリースする体験版サービスもあるため、導入前に比較・検討をじっくり行うことをおすすめします。

翻訳会社

翻訳会社に依頼するメリットは、やはり翻訳精度が高いことです。
特に企業がマーケティングの一環として動画翻訳を必要とする場合は、翻訳会社に依頼する方が良いでしょう。

翻訳会社に依頼する際に、マーケティングのターゲットやユーザーに与えたい印象・情報を伝えることができるため、日本語に沿った細かいニュアンスを汲み取った翻訳となります。

またほとんどの翻訳会社では、校正してから納品というステップを踏みます。
翻訳後の文章に差別用語など不快となる表現が含まれていないか、人の目によってチェックされているため、安心して企業PR活動に使用できます。

動画翻訳サービスの選び方

ここからは、動画翻訳サービスの選び方を3つ解説します。
これまでに紹介した各動画翻訳サービスに共通していえる、導入前に必ず確認しておきたいポイントです。

  • 翻訳の精度
  • 対応言語の種類
  • 専門分野に対応しているか

翻訳の精度

翻訳の精度は非常に重要なポイントで、精度が低すぎると視聴者に不快感を与えてしまい逆効果となることもあります。

動画編集ソフト 翻訳の精度
YouTube翻訳 ×
翻訳アプリ・ソフト
翻訳会社

翻訳アプリ・ソフトは、各サービスによって精度のばらつきが大きく、注意が必要です。
また翻訳会社も契約前に実績を確認したり、トライアル翻訳を行ったりして、翻訳の精度を確認しておくことをおすすめします。

対応言語の種類

対応言語の種類もチェックしておきたいポイントです。
英語・中国語・フランス語など、一部地域の言語のみを扱うサービスも多く、マイナーな言語に対応していたとしても別途料金が加算される場合があります。

専門分野に対応しているか

翻訳したい動画が、金融や医学・医療など専門性の高い分野の場合は、その専門分野に強い翻訳機能が備わっているかを確認しておきましょう。
専門分野データベースや分野選択機能が装備されていれば、専門用語も正しく翻訳された精度の高い文章に仕上がります。

動画翻訳ならアイ・ディー・エー株式会社

動画翻訳の導入を比較・検討したい方に向けてぜひおすすめしたいのが、アイ・ディー・エー株式会社の動画・YouTube翻訳サービスです。

対応言語は英語・中国語・韓国語をはじめ、なんと80か国語以上。動画の翻訳は、各言語のネイティブが担当しています。
さらに音声翻訳にも対応していて、ナレーターを手配・吹き替え収録・字幕追加などの動画編集まで一括して依頼することが可能です。
予算にあわせて、AIによる音声合成作成、各言語のネイティブがチェックするサービスも提供しています。

企業のPRの一環として、動画翻訳会社に依頼する際は、字幕・音声翻訳まで行う確かな品質のアイ・ディー・エー株式会社の翻訳サービスを検討してみてください。

【出典】動画・YouTube翻訳サービス (外国語字幕・ナレーション)-アイ・ディー・エー株式会社ホームページ

まとめ

今回は動画翻訳サービスの種類や選び方、そして最後におすすめの翻訳会社を紹介しました。
各動画翻訳サービスは、翻訳精度と料金に大きな違いがあることがわかっていただけましたか。
翻訳した動画を発信して、誰にどのような情報を発信したいのかを明確にすることで、どの動画翻訳サービスを選ぶべきを検討してみて下さい。

動画やマニュアルの翻訳を依頼するなら、多⾔語翻訳と制作で20年以上の実績があるアイ・ディー・エー株式会社がおすすめです。

翻訳言語のネイティブによる翻訳は、80以上の言語と幅広い専門分野に対応しており、翻訳サービスの品質とプロセス管理の国際規格ISO 17100認証を取得しています。
また、翻訳からウェブサイト/印刷物の制作までを⾃社内で⾏うワンストップ体制なため、短納期と低コストを実現しています。

アイ・ディー・エー株式会社サービス一覧

多言語翻訳/多言語ドキュメント制作/多言語ウェブサイト制作
翻訳ソリューション/Author-it / Madcap
動画・YouTube翻訳サービス/インバウンド対策支援