Youtube動画を翻訳すべき理由!自動翻訳と翻訳会社による翻訳

世界中から動画を配信、閲覧できるYoutubeは、幅広い層が利用しているサイトです。

近年、小学生がなりたい職業ランキングではユーチューバー(配信者)は常連となっており、子供にまで大きな影響力を持っているサイトであることがわかります。もちろん大人にとっても情報収集の手段として一般的になっており、ビジネスにおいても動画は年々重要度を高めています。2020年の動画広告の市場規模は2000億円を突破すると言われています。

世界中のユーザーと簡単につながることのできるYoutubeにおいて、他国の人に動画を見てもらうために、翻訳は重要な作業です。なぜ翻訳をすべきなのか、そしてどのように翻訳を行えばよいのかを説明します。

Youtube動画を翻訳すべき理由

Youtubeのユーザーは年々増加しており、2020年現在20億人にものぼるといわれています。ユーザー数が最も多い国はアメリカ(14.8%)で、その後にインド(8.1%)、日本(4.6%)と続いています。

アメリカはもちろん、インドも英語を一般的に用いる国として知られているため、日本語だけでなく英語でも情報を発信することによって、全ユーザーの4分の1以上、つまり5億人以上に動画を見てもらえる可能性が生まれることとなります。複数の外国語に翻訳することで、対象となるユーザーの層はさらに広がります。

海外に向けてアピール

世界のユーザーとつながっているYoutubeに動画を投稿することで、自社商品を海外に向けてアピールすることができます。すでに多くの企業もYoutubeに参入してグローバルに宣伝を行っており、YouTubeが海外へのアピールに有効な手段であることがわかります。

ただし、日本語のみで配信している場合は海外の方に動画内容を理解してもらうことが難しいです。翻訳を行うことで初めて、グローバルなプロモーションとして有効なツールとなります。

ミュートでも視聴可能

動画に字幕をつけることで、再生数が増加する可能性が高まります。Youtubeを電車内で見る場合や、聴覚に障害のある人でも楽しむことができるためです。

現在、動画の視聴の7割はモバイル端末からとされています。外出先では音が出せない状況も多々あるため、字幕のみでも楽しめる動画は視聴しやすいでしょう。

SEO対策

Youtubeでは約7割ものユーザーが、おすすめとして表示された動画を視聴していることがわかっています。そのためYoutubeのアルゴリズムを味方につけるSEO対策は重要です。

検索エンジンが動画を評価する際、画像認識や音声認識も取り入れられていますが、現時点ではテキストが中心となっています。そこで動画内に字幕テキストが加わることで検索エンジンが動画の内容を理解しやすくなり、動画の評価が高くなる可能性が上がって視聴回数の伸びに貢献します。

Youtube動画を翻訳する2つの方法

さまざまな理由からYoutubeの動画を翻訳して字幕をつける必要があることがわかりました。そこで、どのように翻訳を行えばよいのか、2つの方法を紹介します。

Youtubeの自動翻訳機能を使う

Youtubeには自動翻訳機能があります。自動翻訳のメリットは無料で、すぐに翻訳ができる点にあります。英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語に対応しています。ただし、動画が長かったり、複数の人が同時に話して音声が重なっているなどの場合は表示されないこともあります。

ただし、Youtubeの自動翻訳は精度が低いため、アナウンサーのようにくっきり話していなければ正しく認識されないことがほとんどです。方言やなまりがあるとさらに認識率が下がります。

また、専門的な言葉などは正しく翻訳できません。意味の通った文になるよう確認・修正が必要です。

そもそも耳で聞く言葉と文字を読む文章は少し異なるため、音声をそのまま字幕にすると読みづらくなります。また、動画のテンポに合わせて字幕を読み切れる長さにする必要があり、適宜意訳するなどして短くすると良いでしょう。

無料で手軽に使える自動翻訳機能ですが、質の低い翻訳をつけることで動画の評価が下がってしまったり、誤訳によって炎上してしまう可能性もあるため注意が必要です。

翻訳会社に依頼する

もうひとつの方法は、動画に対応している翻訳会社に依頼することです。費用がかかりますが、無駄な手間はかからず、クオリティが高い翻訳を行ってくれるため安心できます。

また、自動翻訳に対応していない言語でも翻訳会社によっては対応してくれるため、ターゲットにしたい国の言語に翻訳することができます。

企業動画は翻訳会社に依頼すべき

プロフェッショナルを利用した翻訳は、特に企業が配信する動画におすすめです。現在、人々が商品を購入する際はインターネットで下調べを行うことが一般的です。その際、約8割もの人が購入を検討する商品の機能性や使用感を確認するためにYoutube動画を見ると言われています。魅力的な動画を配信することは購入意欲に影響をあたえるため、きちんとした翻訳文を用いることは販売する商品自体の安心感にもつながる可能性があります。

翻訳が高クオリティ

翻訳会社で翻訳作業を行う場合は、ネイティブが翻訳・確認に関わります。そのため文法的に正しいだけでなく、現地の人が自然に用いる言い回しを選択し、違和感を感じにくい高クオリティな翻訳文となります。文章の質が高いことによって動画自体の魅力も上がります。

ナレーションやテロップを挿入できる

日本語の動画に外国語字幕を付け足すのではなく、日本語の動画とは別に、外国語でナレーションしている動画を作ることも海外プロモーションとして有効です。その場合には翻訳会社にナレーションに適した文章を制作してもらうこととなります。また、動画の理解を助けるテロップとして挿入する文章もあわせて依頼できます。

商品の魅力を正確に表現

商品などのPR動画では魅力を最大限に伝えるための表現が工夫されています。翻訳を行う際にも正確にイメージを伝える言葉を選ぶ必要があるため、翻訳のプロに任せることが一番でしょう。

また、Youtubeの動画は移り変わりが早く、そのため現在の流行を大きく反映しています。直訳では伝わりにくい日本語表現が用いられることも多々ありますが、ニュアンスを理解した言葉選びを行ってくれます。「わたし」「あたし」「わたくし」など一人称の違いによるキャラの変化や、「キラキラ」「ぐぬぬ」などの日本語特有の擬音も適宜対応してくれます。翻訳会社によっては、お笑いネタや人名など分かりにくい点には注釈をつけてくれるなどの細かな対応もしてくれるでしょう。

適切なSEO対策

翻訳会社によっては単に翻訳を行うだけでなく、SEO対策を施してくれます。

動画SEOの基本は動画内容が伝わる魅力的なタイトル、動画内容に適したタグ付、適切なキーワードを埋め込んだ説明文などが挙げられます。適切なキーワードを使用してこれらの文章の翻訳も行うことで、動画が適切に評価されることにつながり、視聴数の増加に貢献します。

まとめ

Youtube動画を適切に翻訳することによって、視聴が可能になる人数が増えるだけでなく、字幕が付くことでSEO対策にもなり、幅広い層に動画を視聴してもらうことにつながります。もちろん高クオリティな翻訳を依頼するためには翻訳会社の選定も重要です。ニーズに合った言語で必要なサービスを受けることができ、ネイティブがチェックなどに関わっているかどうかに注目して選ぶことをおすすめします。Youtubeを活用して世界中にファンを増やしましょう。

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