インバウンド需要の増加にともない、多くの外国人観光客が日本を訪れています。
外国人観光客が訪れる場所として、有名な観光名所以外にも、日本のアミューズメント施設も人気です。
この記事では、日本のアミューズメント施設とインバウンドの関係について解説します。
外国人観光客に人気のアミューズメント施設とは
外国人観光客に人気のあるアミューズメント施設とはどのような場所なのでしょうか。
日本人の私たちにとっては、馴染みがありすぎて特別感のないような場所でも、外国人観光客にとっては「日本を感じられる場所」であることが多いようです。
人気のあるアミューズメント施設の種類
日本を訪れる外国人観光客に人気の高いアミューズメント施設といえば、メジャーなテーマパークが不動の人気を誇りますが、人気のアミューズメント施設はテーマパークだけではありません。
より身近な施設である「ゲームセンター」や「カラオケ」「プラネタリウム」「博物館」「美術館」「水族館」「動物園」「遊園地」「サウナ・岩盤浴」なども人気があります。
【外国人観光客に人気のあるアミューズメント施設】
- ゲームセンター
- カラオケ
- プラネタリウム
- 博物館
- 美術館
- 水族館
- 動物園
- 遊園地
- サウナ・岩盤浴
日本のアミューズメント施設の特徴
上記に挙げた、外国人観光客が訪れるアミューズメント施設は、ほとんどが海外にもある施設ですが、アミューズメント施設によっては「日本(企業)特有」の特徴が見られる場合もあります。
例えば、プラネタリウムは、海外では一般的に学習施設色が強い傾向がありますが、最近の日本のプラネタリウムはエンタメ性が高く、音楽やプロジェクションマッピングとコラボしたものもあります。
また、ゲームセンターも、もちろん海外でも見られますが、日本のゲームセンターは「クレーンゲーム」や「プリクラ」などが充実しており、独特のゲームセンター文化をもっていることも特徴です。
また、海外では、日本の「漫画・アニメ文化」の人気が高いことから、ゲームセンターの景品を目当てに訪れる外国人観光客も多くいます。
アミューズメント施設×インバウンド事例
インバウンド需要としても高い需要が期待できるアミューズメント業界では、さまざまなインバウンド対策が実施されています。
カラオケ業界のインバウンド対策事例
日本発祥の文化であるカラオケは、今や世界的に愛されている文化のひとつとなっています。
そのため、カラオケの本場である日本でカラオケを楽しむ外国人観光客も数多くいます。
昨今の日本のカラオケ店は「歌う」だけでなく、充実したフードやドリンクメニューのほか、テレビや映画、動画の視聴も可能であるなど、年々サービスの多様性が進化しています。
そのようなカラオケ業界では、インバウンド対策として、多言語に対応したカラオケ操作マニュアルや、指差しシート、自動翻訳機などの導入が進んでおり、そのほかにも、外国人観光客向けに、たこ焼きなど日本の食べ物がセットになったカラオケプランの提供を行っている店舗もあります。
アミューズメント施設が行うべきインバウンド対策とは
日本人だけでなく、外国人観光客からの需要も高いアミューズメント施設では、「多言語対応」や「外国人向けサービスの考案」などのインバウンド対策が重要です。
多言語対応
アミューズメント施設では、サービス・商品の説明や、注意・禁止事項など、さまざまな場面において多言語対応が必要です。
インバウンド客がより快適かつ安全に、アミューズメント施設を楽しんでもらえるよう、必要に応じた多言語対応を実施しましょう。
外国人向けサービスの考案
先述したカラオケ店における「外国人向けプラン」の考案など、インバウンド客の需要を汲み取ったサービスの考案も、インバウンド対策として高い効果が期待できます。
ゲームセンターであれば、海外でも人気の高いアニメやマンガのキャラクター商品を取り扱うなど、各施設における外国人観光客からの需要をリサーチすることも重要です。
アミューズメント施設×インバウンド対策はプロの翻訳会社に任せよう
アミューズメント施設×インバウンド対策を実施する上で「多言語対応(翻訳)」は欠かせません。
商品・サービス説明などのほかにも、アミューズメント施設によってはトラブルや事故防止のため「注意事項や禁止事項」を伝える必要がある場合もあります。
さまざまな多言語対応を適切に行うためには、ネイティブによるプロの翻訳会社を活用しましょう。
まとめ
日本のアミューズメント施設は、カラオケやゲームセンターなど、外国人観光客が多く訪れる施設が豊富にあるため、インバウンド需要としても高い需要が見込める市場です。
適切なインバウンド対応・対策を行い「アミューズメント施設×インバウンド」を成功させましょう。
翻訳監修
セス ジャレット:Seth Jarrett
カナダ出身。翻訳会社のアイ・ディー・エー株式会社に13年以上在籍。翻訳者のクオリティーチェックから英語のリライトまで幅広く対応。自らパンやスイーツをつくる料理人でもある。