お客様の心を掴む!ホテルのフロントで使える英語表現集

スタッフの第一印象はお客様に喜んでもらうための第一歩。

ホテルで言えば、チェックインを始めとしたフロントでの対応が、お客様の心を掴む上で最も大切な時間(印象象を残す瞬間)となります。
ここでスマートな英語表現で対応できれば、外国人のお客様に快適な気持ちをもってもらえることができ、満足度の向上とリピートに繋がるでしょう。

今回の記事では、そんな宿泊するお客様への「第一印象」をよい良いものにするために、ホテルの「顔」にあたる「フロントでの英語表現」について学んでいきます。
ぜひ表現を覚えて使いこなし、お客様に自信を持ってフロントでのご案内をしていきましょう。

目次
1 チェックイン時に使う表現
2 宿泊中に使う表現
3 チェックアウト時に使う表現
まとめ

チェックイン時に使う表現

いらっしゃいませ、お客様。○○ホテルへようこそ。
Welcome to ○○ Hotel.

お客様が来店された際のご挨拶。チェックインだけでなく、外出からの帰宅やお帰りの際の第一声に使えます。

ご予約はされていますか?
Do you have a reservation?

予約をされているかお客様に聞く際に使います。いきなり予約について聞くのは失礼なので、いらっしゃいませなどの挨拶から、丁寧に予約の有無や詳細を聴きましょう。

ご予約がない場合

シングル、ダブル、ツインのお部屋がご用意できます。
We have single, double and twin rooms available.

申し訳ありません、ただいま満室となっております。
I am sorry, but we are currently fully booked.

空室がある場合はベッド数をお伝えしましょう。
満室の際は、I’m sorry.の一言を添えて丁寧にその旨を伝えましょう。

何泊のご滞在でしょうか?
How long will you be staying?

滞在日数の希望を聴きましょう。

予約がとれている場合

苗字をお聞きしてもよろしいですか?
May I have your last name, please?

予約内容を確認するためにお名前を聴きましょう。後者の表現の方がより丁寧な印象になります。

つづりがわからない場合は?
恐れ入りますが、綴りをお教えいただけますでしょうか。
Could you spell it for me, please?

確認できました。3泊のご滞在ですね?
I have confirmed your reservation. You are staying for 3 nights, correct?

確認が取れたら、滞在日数とともにその旨をお伝えしましょう。

お客様が早めにチェックインされた時、荷物の預かりを希望されるか聞きましょう。

荷物をお預けになりますか?
Would you like us to temporarily store your luggage?

こちらが、荷物預かり券です
Here is your luggage claim ticket.

こちらが部屋のカギになります。
Here is your room key.

何か必要でしたら、いつでもおっしゃってください。
Please let us know if you need anything.

こうした気づかいでお客様を安心させることができます。是非、積極的に使っていきましょう。

ごゆっくりどうぞ。/ 行ってらっしゃいませ。
Enjoy your stay.

一通りの手続きが完了してお客様をお送りする際には、このフレーズを使いましょう。

宿泊中に使える表現

お客様がフロントデスクに電話をかけてきた時

フロントです。何かお困りですか?
Front desk, May I help you?

お客様の部屋に伺う場合

従業員をすぐに向かわせます。
A member of the staff will be right there.

迅速に従業員を向かわせる旨を伝え、少しでもお客様を安心させてあげましょう。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
We apologize for the inconvenience.

お客様を困らせてしまった際には、必ず丁寧に謝罪の意を伝えることが肝心です。
I’m sorryよりも apologize(謝罪する) という表現の方がより丁寧かつ心のこもった表現になるので、覚えておきましょう。

ホテル内レストラン予約等の対応

お客様:今夜のディナー予約をしたいのですが。
I would like to make a dinner reservation for tonight.

お客様がレストラン予約をお願いされた際には、日時、人数、コースなどを確実に抑えるために丁寧に聴いていきましょう。

かしこまりました。お時間はいかがなさいますか?
Certainly. For what time?

何名様でしょうか?
How many people?

どちらのコースになさいますか?
Which course would you like to order?

ではご予約を承ります。お名前とお部屋番号を教えてください。
May I have your name and room number, please?

 

レストランで役立つ英語はこちらも参考にしてください。
レストランでの接客に役立つフォーマル英語!「ご注文時の対応」編

滞在期間を延長する時

お客様:滞在期間を延長できますか?
Is it possible to extend my stay?

出張などには計画の変更はつきもの。

宿泊プランの変更を申し出された際の対応表現を学んでいきましょう。

はい。2泊までなら延長可能です。
Yes. It is possible to extend it for up to two nights.

別のお部屋でもよろしければ、延長可能です。
If you do not mind changing rooms, you can stay longer with us.

誠に申し訳ありませんが、満室のため延長はできません。
I am terribly sorry, but it will not be possible because all rooms are currently fully booked.

お客様がカギを紛失等した場合
お部屋番号とお名前を頂戴してもよろしいですか?
May I have your room number and name, please?

カギの譲渡に関してはセキュリティやプライバシーの関係上、必ずお客様の身元情報を抑えるようにしましょう。

新しいキーをご用意いたします。
Let me get you a new key.

 

チェックアウト時の表現

お客様がチェックアウトの際には、気持ちよくお帰りになってもらえるように、最後まで真心を込めて丁寧な対応をしていきましょう。

チェックアウトでいらっしゃいますか?
Would you like to check out?

こちらでの滞在はいかがでしたでしょうか?
Thank you for staying with us. I hope you enjoyed your stay.

 

チェックアウトの時には、お客様の滞在に対してお聞きしましょう。
お客様が満足しているかどうかを気に掛ける表現を用いて、丁寧さを見せましょう。

お支払いについての表現

お支払い金額に不備がないよう、一つ一つ丁寧に確認したうえで、支払方法などを聴いていきましょう。

何号室でしょうか?
May I have your room number?

お飲み物やのご利用はありましたか?
Did you have any of the drinks or snacks?

請求書をご確認ください。
Could you check that everything is in order with the bill?

お支払いは現金ですか、それともクレジットカードになさいますか?
Would you like to pay by credit card or cash?

(クレジットカードの場合)

こちらにサインをいただけますか?
Could you sign here, please?

暗証番号を入力してください。
Please enter your PIN number.

お見送りの挨拶

当ホテルにご滞在いただき、誠にありがとうございました。
Thank you for staying with us.

 

引き続き、よい休日をお過ごしください。
Enjoy the rest of your holiday!

まとめ

いかがでしたか?フロントはホテルにおける接客の核となる部分。
ホテルの「顔」として、常に丁寧なサービスを提供できるように、これらのフレーズを覚えて、積極的にお客様にお声がけしていきましょう。

最も大事なのはお客様をもてなす気配りです。
英語で伝えることが難しくても、表情や声も意識していくことで、表現しようとする真心が伝わるはずです。