翻訳会社が選ぶベトナム語翻訳ツール!注意点と精度を上げる方法も

翻訳会社が選ぶベトナム語翻訳ツール!注意点と精度を上げる方法も

お店に来るお客様にベトナム人が多かったり、働く同僚の中にベトナム人がいるなど、「メニューやマニュアルをベトナム語に翻訳できたらいいな」と考えられている企業は多いのではないでしょうか。

また、会社のベトナム進出などにより、現地での教育や採用などに使う場面もあるでしょう。

この記事ではベトナム語への翻訳で注意したい点と、翻訳会社がおすすめするベトナム語翻訳ツールについて紹介します。

これからベトナム語での翻訳を考えている方は是非読んでみてください。

ベトナム語翻訳の必要性

ベトナム語翻訳の必要性

ベトナム語翻訳の必要な理由として、下記の理由が挙げられます。

  • 日系企業のベトナム進出
  • 日本で働くベトナム人の増加

日系企業の進出先として人気

ベトナムは日本の企業の進出先として人気がありますが、その理由は主に下記の3点です。

  • 親日国である
  • 少子化の進む日本とは真逆に若い働き手が多い
  • 人件費や物価が安い

働き手となるベトナム人の若者たちも、普段から使っている日本製品などから日本へのブランドイメージを持っていることが多く、日本企業で働きたいと思っている人も後を絶ちません。

日本で働くベトナム人が増えている

総務省の発表している「在留外国人統計」によると、2020年12月現在、在留ベトナム人は中国に次いで2番目に多くなっており、その数は約44万8000人となっています。

在留資格別に見ると技能実習生が約20万8000人と、全体の約46%を占めていることがわかります。

在留ベトナム人が増加した大きな理由は、2017年に改正された「外国人技能実習生制度」により本来3年までだった実習期間が5年までに延長になり長く日本で働けるチャンスが出てきたことです。

 

技能実習生は留学生などとは違い、最初から日本語が話せる人は多くありません。

そして働きながら複雑な日本語を習得することは容易ではありません。

特に、話し言葉としては話せるようになったとしても、マニュアルなどに書いてある難しい漢字や言い回しを理解することはかなり困難でしょう。

 

仕事を教える際に使うマニュアルがベトナム語に翻訳されていると教える側の負担も、教えてもらう実習生側の負担も軽減されます。

また、マニュアルは通訳とは違って、一度翻訳してしまえばその先もずっと利用し続けることができるため、日々の作業の効率化を図れます。

 

在留ベトナム人が多く住んでいる地域などでは、お店のメニューにベトナム語を導入することで新たな層の顧客をつかむきっかけとなります。

初めてくる国で、自分の国の言葉で書かれたメニューを見つけるとほっとしますよね。

【参考】在留外国人統計-法務省出入国在留管理庁

ベトナム語翻訳の注意点と精度を上げる方法

ベトナム語翻訳の注意点と精度を上げる方法

ベトナム語初心者が自力で正しく翻訳することは難しいですが、自力で翻訳する必要がある場合は以下のポイントに注意することで翻訳を向上することができます。

文法が日本語と異なる

ベトナム語の文法は「主語+述語+目的語(S+V+O)」となっており、日本語の文法である「主語+目的語+述語(S+O+V)」とは異なっています。

翻訳を行う際には順番を間違えないよう注意が必要です。

主語を明確にする

ベトナム語の人称代名詞(私、あなた、彼、彼女など)がかなり複雑です。

男女や年齢、年の差や関係性などでも異なる単語を使う必要があるため、翻訳を行う際には主語が何かを明確にしておく必要があります。

また関係性なども明確にわからなければ翻訳が難しいため、機械での翻訳では対応しきれなかったり、翻訳精度が落ちてしまう原因となる可能性が大きくなっています。

時制を明確にする

ベトナム語では過去・現在・未来といった時制をあまり厳密に分けられておらず、過去や未来を表す単語はあるものの、文脈から伝わるようであれば表記する必要はありません。

ただ、翻訳を行う場合には、あえて「明日」「昨年」など時間を表す表現を含めることでより正確な表現ができます。

ベトナム語の表記

ベトナム語の表記にはクォック・グーと呼ばれる表記法が使われます。

クォック・グーはラテン文字ですが、ベトナム語には6つの声調がありそれぞれを使い分けるためのアクセント記号があるために専用のツールやフォントが必要です。

専用のツールやフォントを使っていない場合には文字化けが起こることがあります。

文字化けが起こってしまうと声調の認識ができず全く意味の伝わらない文章になってしまうため注意が必要です。

方言

ベトナムは南北に長い国であり、北部にはベトナムの首都であるハノイ、南部にはベトナム最大の都市であるホーチミンがあります。

主な違いは発音や語彙ですが、方言を意識して翻訳を行うことは困難を極めるため、対応が可能な翻訳会社にお任せすることをおすすめします。

外来語

日本語で外来語を表すときにはカタカナで表すルールがありますが、ベトナムではそのような「外来語=〇〇」のようなルールはなく、それぞれ独自のベトナム語で表現します。

そのため、例えば英語由来の外来語だった場合、日本語に翻訳した場合にはカタカナで似た音となるためなんとなく認識できますが、ベトナム語に翻訳された場合には翻訳された単語が全く似つかないため認識するのが難しいです。

ベトナム語翻訳におすすめのツール5選

ベトナム語翻訳におすすめのツール5選

ベトナム語の翻訳におすすめのツールを紹介します。

ただし、上記の注意点にも挙げた通り、ベトナム語への翻訳は機械翻訳のみでは難しい点が多いです。

Google翻訳

世界中の109言語に対応しているGoogle翻訳

Web上で、無料で簡単に調べることができる点が魅力です。

日本語からのみでなく、複数言語からの相互翻訳が可能です。

Excite翻訳

32言語に対応しているExcite翻訳

こちらもWeb上で無料で利用できます。ベトナム語への翻訳は日本語からのみ対応可能です。

Baidu翻訳

Baidu翻訳は、中国最大の検索エンジンであるBaiduが提供する翻訳サービスです。

201言語で相互に翻訳することができます。

オンライン翻訳であれば登録なしで無料で利用可能です。

Bing翻訳

Bing翻訳は、マイクロソフトが提供している翻訳サイトです。

こちらも無料で利用ができます。言語総数は103言語となっており、相互に翻訳が可能です。

万能翻訳機 – 写真翻訳音声翻訳ソフトウェア

万能翻訳機写真翻訳音声翻訳ソフトウェアは、写真や音声、テキストを翻訳できる無料のアプリで、iOSのみ対応です。

写真やPDFデータをそのまま翻訳でき、調べるために文字を打つ手間が省けることが魅力です。

翻訳にはGoogle翻訳、Baidu翻訳、Bing翻訳が利用されています。

現時点で100以上の言語に対応していますが、写真翻訳にはベトナム語を含む19言語に対応しています。

まとめ

ベトナム語は日本語とは違い、声調(アクセント)で意味が大きく変わる言語です。

また、記事で述べた通り、主語となる人称代名詞がかなり複雑であるという特徴もあります。

ベトナム語への翻訳は、現状機械翻訳のみでは正確に行うことが困難です。

社内でのマニュアル作りや、採用情報など、今後会社の運営に関わってくるような大切な文書作りには翻訳会社への依頼がおすすめです。

ぜひ希望に沿った翻訳に対応ができる翻訳会社を探してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

翻訳監修

セス ジャレット:Seth Jarrett

カナダ出身。翻訳会社のアイ・ディー・エー株式会社に13年以上在籍。翻訳者のクオリティーチェックから英語のリライトまで幅広く対応。自らパンやスイーツをつくる料理人でもある。